コロムビア・トップさん死去
亡くなられたようで。まずはご冥福をお祈りいたします。
とは言っても我々の世代ではほとんどなじみはないんですけどね。30代前半って言うのは、幼少期はドリフ、ひょうきん族の土曜夜8時台の戦争の洗礼をリアルタイムで受けちゃってますし。
ただまあこの方の経歴を見てるといろいろ面白いのは確かですね。デビュー時は「青空トップ・ライト」だったのがコロムビアレコードと専属契約を結ぶに当たって「コロムビア・トップ・ライト」に改名したって言うのはテレビのなかった当時、レコード会社にとっては漫才も重要なコンテンツのひとつだったってことがかいま見えますし。
風刺漫才って言うのも今はほとんど見なくなったジャンルですよね。ザ・ニュースペーパーはどっちかっていうとコントあるいはコメディ劇団ですし。漫才と言う形式で世相を斬るというのは正直はやらないわけで。
んじゃ世相を風刺するっていう芸はどこで見られるんだろう・・・というと、これはニュースショーなんじゃないですかね。コロムビア・トップ・ライトの時代はニュースはニュース、報道一本槍なわけで。それをニュースの後の演芸番組で面白おかしく風刺する、ような形だったのが今はニュースショーで全部ひっくるめて味付きでおいしくご賞味あれってな具合ですから。
ううむ、久米宏め。