あれから3年(例によって後追い)

そうですね。7/31から8/1にかけて皆さん書いてた通りあの大改編からもう3年経ちます。

一応総括をしておきますかね。ちょうどあの頃はモー板もセミリタイアしてましたし、ここもまだはじめてませんでしたから、言ってないこともいっぱいあるわけです。頭が冷えてから考えてみるのもいいと思いまして、以下考察を加えてみたいと思います。

娘。派生ユニット
タンポポプッチモニミニモニ。。正確に言うとミニモニ。は純粋な娘。派生ユニットではないわけですが、この3ユニットが「娘。派生ユニット」と言えるでしょう。この派生ユニットは結果的にですが実に効果的なものでした。大人数のユニットであるモーニング娘。の、大人数であるがゆえの泣き所である「コアなファン以外に対する個体としてのアピール力が低い」点を実にうまく補完するように出来ていました。プレミアムユニットであるモーニング娘。に派生ユニット、そしてハロプロ全体の底上げを図るシャッフルユニット、と実に理想的な体制が整っていました。この派生ユニットの実質的な解体が起こったのがこの大改編です。

タンポポから飯田・矢口・加護を外して紺野・新垣・柴田を、プッチモニから保田・後藤をはずして小川・アヤカを、ミニモニ。から矢口を外して高橋を。これが大反発を買ってタンポポプッチモニはほぼ封印、ミニモニ。はなんとか生き長らえましたが・・・(これは後述します)と言う結果になってしまったわけです。

もちろん、これ以前にも石黒脱退に伴ってタンポポに石川・加護が、市井脱退に伴ってプッチモニに吉澤が、それぞれ加入しているわけですが、これらが脱退者発生による必然性のある加入であったのに対し、初めに加入ありきであった、そしてそれに伴い娘。として現役であるにもかかわらずユニットから脱退するという点が反発の理由であったわけです。ここでミニモニ。が生き長らえた、すなわち反発を幾分でも押さえられたのは、(スポンサーがらみもあってでしょうが)アニメ映画によってその際の理由付け、必然性を(絵空事ではありますが)与えられたから、だと解釈できます。もちろんそれでも完全に反発は押さえられなかったわけですが。

ただしユニットへの加入があながち悪いわけでもありません。4期メンバーはそれによって大きく成長したというのがいい見本でしょう。娘。にいれば1/10~15なのに対しユニットでは1/3とか1/4なわけですから、そこでどのようにアピールしていけば良いかが必然的に身につくわけで。さらに歌番組に出れば、コアなファン以外にも個体として認識してもらえるチャンスは増しますしね。もちろんUFAもそれを狙っていたのは間違いないでしょう。当時の新メンバーである5期は全員いずれかのユニットに参加することになっていましたし。

かくして派生ユニットは終焉を迎え、5期の成長は2年は確実に遅くなったわけです。その上一般層に対する個体としてのアピールは依然4期以下のまま。いかに派生ユニットの効果が高かったかが分かるところです。

現在
ということで、派生ユニットを失って以降、一般層に個体として認識されているのは吉澤とソロで知名度のあった藤本だけと言う状況です。ひょっとするとミラクルとして鳴り物入りで加入した久住の方が個体認知度は5期6期よりも高いかもしれません。いくら歌唱力やダンススキルが上がったとしてもその辺は一般層からは見えていないですからね。実はそここそが力を入れるべきところなんだと思うんですけど。

しかし、ただ単にもう一度派生ユニットを、と言うのは愚策でしょう。タンポポプッチモニの名前を復活させようなんて言うのはなおさらです。頭を使いたいところですね。何らかの企画と絡めて露出を図ると言う方法が取れればいいんですがねえ。